熟年再婚の面倒くさい話

このページは、これから再婚を考えている方。再婚したご夫婦。にむけて書いています。
再婚カップルの皆さん。再婚というのは楽しいことがいっぱいです!でも、ややこしいこともいっぱいです。遺言とか財産分与とか、考えたことがありますか?私考えたことがなくてファイナンシャルプランナーの友人に注意をされ、考えさせられました。このページは再婚あるあるの悩み事を書いています。

目次

再婚同士のお金の問題

友人に、夫婦で遺言を作る事を勧められました。

みちい

うちはそんなにもめないと思うんだけど。大した財産すらないし。

FP友人

皆そういうんだけど、そういう人ほどもめるの

熟年再婚同士で連れ子がいる場合

例えば、再婚同士で夫に子供が1人妻に子供がいないとする。夫が先立ち現金3千万、不動産(自宅)が2千万の価値だったとする。この場合住み慣れた自宅に住むことはできたとしても、相続する現金が少なく、今後の生活に不安が残る。これが再婚後に出来た子供であれば、子供に頼ることもできたかもしれないが、お父さんが再婚した相手を面倒見てくれるようなできた息子・娘はなかなかいないかと。これも遺言をちゃんと残しておけば、問題ないお話だそう。残していないとこんなことが起きます。ただこれは新しく法律ができており解決策があります。

配偶者居住権
夫婦の一方が亡くなった場合に,残された配偶者が, 亡くなった人が所有していた建物に,亡くなるまで又は一定の期間,無償で 居住することができる権利。前橋地方法務局の説明がわかりやすいです。

子供なしでの再婚の場合

子供なし、夫婦だけの再婚カップル。これは意外に問題はないことが多いとはいえ、お金もちカップルの場合はやはり遺言を残しておいたほうが良いみたいです。子供がいない場合は、配偶者の財産は全額相手に行くわけではありません。亡くなった配偶者の父母(祖父母)へ3分の1。兄弟姉妹がいればそちらへ4分の1が相続権があります。配偶者へより多く残してあげたい場合は、遺言書を遺したほうが良いでしょう。

どちらかがお金持ち

今回は妻のほうがお金持ちだったら?という前提でお話を進めます。

俺は、君が死んでもお金なんて一切いらないよ。君の子に全部残しなよ。

FPの友人が言うには、これが一番もめるそうです。夫の言葉を信じて、遺言書を遺していない場合

夫の娘

お父さん!遺産放棄だなんて、何言ってんの?半分も相続する権利があるじゃない。今まで長い間再婚相手の面倒見てきたんだから、もらって当然でしょ。私たちの事も考えてよ!

殆どの娘さんがこう言って騒ぐそうです。また息子さんの場合は、息子さんが黙っていてもその奥さん(夫の子の嫁)が同じように、文句を言い始める事がすごく多いそうです。だからどちらかがお金持ちの場合は、自分の子を守るためにも遺言書を残しておくことを強く勧める。との事でした。

相手の子供が金の無心

熟年再婚同士、お互いに子供がいるカップル。(うちもそう)再婚したてはいいんです。なんだか毎日楽しいし、仕事で疲れて帰っても、久しぶりに夫のためにご飯を作るのがうれしくて。ところがトラブルというのはいきなりやってくるものです。これは私の会社の先輩55歳(女性・子供なし)、夫さん60歳(こども3人)のお話です。

定年の頃気をつけろ

再婚同士のでも、仕事においても先輩のKさん。夫が定年退職した途端に、相手の子供からお金の無心が来たとの事。それもそろって50万づつ。理由はそれぞれで、1人は離婚するので、引っ越し費用を貸してほしい。もう一人はコロナでパート先から仕事を減らされ、生活がきついなど、

Kさん

ちゃんと返すとは言ってくれてるのに、夫は返さなくてもいいよね。あげてもいいよねっていうのよ。この先の生活だってあるのに。どう思う?

どうやら、夫さん(60歳)は、父としてカッコいい所を見せたいらしく・・。でも先輩(妻)は「お金を簡単にあげちゃう事」に納得がいかないみたいでした。明日は我が身。。そう思った私でした。

再婚の心の問題

歳の差再婚ギャップ

再婚同士であれば結婚の難しさを少しは経験しているでしょう。ですが旦那さんがはるかに年上の場合は細かい所で合わないかもしれません。うちも旦那様と年が離れているのですが、ジェネレーションギャップが大きいです。子供の頃の話は合いませんし、考え方も違う。食生活も気を付けてあげなければ健康診断で引っ掛かります。うちは私が40代、旦那が50代で再婚したのですが、旦那様がこの5年ほどで健康に関することで悩みが増えました。

50代再婚なら親の介護

40代前半同士の再婚ならほぼ問題ないでしょうが、相手が50代の男性であれば、すぐに相手の親の介護問題が出てきます。介護とまではいかなくても、相手のご両親が80代前後であれば、入院・手術の繰り返しやそのたびに付き添いや、送迎が必要だったりします。旦那様が協力出来るならよいのですが、旦那さまがハードなお仕事の場合は、妻がお世話をすることになるでしょう。

ただし、年がだいぶ離れていれば介護が始まっていても旦那様が退職をしている場合もあります。そういう場合は病院の送迎や病院の付き添いは旦那様が引き受けてくれるでしょうし、二人で行けば負担も少ないでしょう。何より一人で悩まない体制を作っておくことは大事だと思います。

元妻(夫)が気になる

よくあるのが、元妻への嫉妬。例えば食事中の一言から元妻のほうがおいしかったのではないか?ふとした会話から、元夫のほうが趣味があっていたのではないか?など。いちいち考えていたらきりがありません。いずれにせよ、元妻(夫)とはうまくいかなかったから、今の再婚があるわけで・・。考えるのはやめておいたほうが賢明でしょう。

夫の持ち家に住みたくない

これもよく聞くお話。元妻や子供と生活していた持ち家に入りたくない。これは私の周りにも結構多いです。やっぱり気になりますよね。わかります。私も同じでした。ですが、夫が50代半ばで、もう一度新築するわけにもいかないし、売却も損をするだけで合理的じゃないと、夫に説得され結局夫の(古い)持ち家に住んでいます。最初は抵抗もありましたが、今では町内会の役員も平気でやっていますし、近所にお友達もたくさんできました。元妻の事をうっかり口をすべらしちゃう人もいるけど、そこは逆らわず「お友達だったんですか?主人から素敵な人だったって聞いてるんですよ。」と言っておけば、事なきを得ます。今はあの時嫉妬で家を売却しなくてよかったなと思っています。悩んでいる方がいたら、伝えたい。「3年も一緒に暮らせば自分の家になりますよ!」

最後に・・

自筆証書遺言書保管制度

今回は再婚に関するデメリットばかりを書いてしまいました。お金のことに関しては、遺言書を遺す事でほとんどの事を回避できます。自筆証書遺言書保管制度というものもありますし、財産目録をわかりやすくしておけば、自分に万が一のことがあった場合には、残された人が非常に助かると思います。

会話をする

心の事や介護の事については、夫との話し合いで大体が問題解決できるのではないでしょうか。再婚は一度失敗しているからこそ反省してうまくいくことも多いと思います。せっかく巡り合ったお相手です。末永く一緒にいられるといいですね。

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